海のみえる学校でした。とても生徒数の少ない学校で、同じ敷地内に幼稚園、小学校、中学校がありました。
そこでわたしは小学校と中学校の非常勤の音楽教師として4年間勤務しました。
同じ県内ですが自宅から1時間半かかるその学校は、
街全体がノスタルジックで通勤がちょっとした小旅行のような・・
そんな気持ちにしてくれる学校でした。
街の中心に由緒ある神社があって、
その関係で一年通じてお祭りや催事が多く、
音楽の授業でも1年の大半がまつりの太鼓や小中合同合唱の練習をしていました。
同じ敷地内といえども授業が続くと小学校から走って中学校に行くことになり、
よく4階の窓から「せんせーはやくーー」という声が聞こえていました 笑
4年間の勤務でしたが、
6年生だった子たちが中学校を卒業するまで音楽を通して関われたことは
とても大切な時間になりました。
卒業生が4年間毎年歌った曲『群青』は、
同じように海のそばで育ち、
震災によって一緒に卒業する事ができなかった仲間への想いを歌った曲でした。
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