ブライダル奏者とは
結婚式において披露宴や挙式で演奏する奏者のことです。

ブライダル奏者
ブライダルプレーヤー
ブライダルピアニストとも呼ばれます
大学の頃レストランでピアノを演奏するアルバイトをしていた頃、はじめてこういう職業があることをしりました。
レストラン演奏のアルバイトはピアニスト募集のオーディションがあり、個人で申し込んだので、ブライダル奏者も個人で売り込みをしました
レストラン演奏の時にピアノの上にチラシを置かせてもらったり、演奏している時に拍手をいただいたお客さんに名刺を配ったりしていました。
当時はパソコンでチラシや名刺を作る技術がなかったので、手書きで書いていました🙄

甘かったです😇そこからお仕事につながったことは一切ありませんでした
演奏者事務所への登録
どうやら、結婚式や各種パーティなどはだいたいが演奏者事務所に所属している演奏者が、演奏依頼を受けて受けていることがわかりました。
やみくもに個人で売り込んでもダメなんですね🙄
ブライダルやパーティで演奏のお仕事をしたいならまずは
演奏事務所に登録
が一番の近道ですね

あと登録する事務所も全国展開しているかどうか
多様な楽器奏者が在籍しているかで、事務所が受けている案件の規模がわかります。そこそこ大手でないとなかなかお仕事ふってもらえません😇
実際の依頼内容とギャランティ
私の場合は、土日中心に大体月に5.6件の依頼がありそこから自分のいける日にちを多くて4.5件のペースでうけています。

子どもが小さなうちは子ども中心になるので月2.3回にとどめていましたが、いまでは午前、午後の通しでうけることもあります
依頼は挙式のみ・披露宴のみ・両方という感じでありまして、
1時間半~2時間半前までに入って打ち合わせをするので、拘束時間は長いです。

挙式自体は1時間、披露宴は2時間半~3時間といったところです
ギャラは、会場にもよりますが、1案件7,000円+リクエスト+交通費といったところでしょうか
演奏シーン
教会に設置されたピアノのみの場合より、サックスやヴァイオリン、フルートとのアンサンブル演奏が多くて、コーラスが入る場合もあります。
挙式の演奏シーンは、これも会場によりますが
・入場
・指輪交換
・結婚誓約書
・誓いのキス
・退場
が、基本的な演奏シーンです
・迎賓
・プロフィール
・友人スピーチ
・サプライズ
・歓談
・手紙

新郎からの花束、子供ゲストへのプレゼント、ゲストの誕生日など、
式によって演出も色々です
まとめ
ブライダル奏者になるには、音楽事務所に入ることがまず第一歩です
結婚式は【プランナー、音響、司会者、奏者】など、式場スタッフと新郎新婦の入念な打ち合わせが必要なうえ、式の進行が分単位で組まれているので、単にピアノ奏者として式に入ることはできません。
特に音響担当者と奏者は、
どのタイミングで音源と生演奏を切り替えるか
など、打ち合わせが必須です。

最初の頃はフェードイン、アウトのタイミングでよく音響さんに怒られました😵式場内のゲストの様子を見ながら、音量や選曲をすることも大切です
また、手紙シーンのクライマックスや、
各演出シーンによっては
どこに曲のサビを持っていき、どのタイミングで終止させるかなど、進行に合わせた状況判断が必要
になります。ここがソロ演奏とは全く違う部分です。

初めは演奏するのに精一杯でしたが、
経験を積んでいくと『ここで泣かせたい🥲!!』
みたいなタイミングを狙った演奏もできるようになってきました🙄
音楽が人の感情に深く作用することを
この仕事をした事で、より知ることが出来ました
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